働く女性の情報誌いこ☆る Vol.67(2023年2月号)

■ いこ☆る 秋の講座
「フェミ科研費裁判から見るジェンダーの政治」
 講師 伊田久美子さん
■ ちょっとひと息
 自宅で「ちょっとひと息」つけるまで
■ 介護の崩壊、待ったなし! 但馬けいこさん
 介護保険と「介護総がかり」
■ サチコの見たよ聞いたよ⑧
 京都大学は「盗んだ」遺骨を返せ
■ ぷらっとシネマ  萩原弘子さん
 その後の50年間の真実は? 『三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実』
■ 大阪にカジノはいらない 選挙でカジノを止めよう!
■ 山口智美さんの講演を聞いて思うこと
 「自民にも維新にも騙されない バックラッシュの系譜をたどる」
  講師 山口智美さん
■ 空町 猫待ち 日が暮れて⑰
 拡大成長路線から「脱成長」型事業への舵切り
■ 詠って作ろう-33 ちよみ流クッキング
■ いこ☆る流労働相談
※「こんな本読んだ?」「私の仕事」はお休みします

「いこ☆る」第20回総会・記念講演のお知らせ

働く女性の人権センター「いこ☆る」第20回総会・記念講演

日時:2023年3月12日(日)
総会:14:00~14:30
記念講演:14:40~16:20 (記念講演にはどなたでもご参加いただけます)
参加方法:①ドーンセンター大会議室1(会場13:30・定員35名)
     ②ZOOMでオンライン参加
参加費 :会員は①②どちらも無料・一般500円
*参加には事前申込みが必要です。申込みフォームはこの文字をクリック・タップしてください

記念講演:「ジェンダーの視点からの脱軍事化~武器なしに平和を創る~
      講師・秋林こずえさん

 ロシアによるウクライナ侵略戦争が始まって、早 1 年。私たちは、「国際紛争は話合いで解決を」 と一日も早い停戦を求め、戦争や軍事化に反対しています。
 ところが、岸田首相は昨年 12 月、国会審議もしないで安保三文書の閣議決定を行い、反撃能力 の保有、防衛費倍増など「戦争ができる国」に大きく踏み出しました。そこには、「国民の決意」 「国民が自発的かつ主体的に参画できる環境を整える」と、身震いするようなことが書かれていま す。このまま進めば、「気づいたが、もう遅かった」「戦争に巻き込まれていた」という日は決して 遠くないのではないでしょうか。
 私たちは、二度と戦争はしません! そのために、今、どうしたらいいのでしょうか。
 今回、ジェンダーと平和について研究し、昨年 12 月に岸田首相の安全保障政策に反対して「平 和構想提言」を発表した平和構想提言会議のメンバーである講師から、お話をお聴きします。
 ぜひ、多数ご参加ください。一緒に考え、行動につなげましょう。

フェミ科研費裁判支援の会・藤原辰史さん講演

『歴史の紛争下の背景を考える「屑拾い」としての歴史学』 藤原辰史さん講演

【感想】

 杉田水脈衆議院議員は、「男女共同参画基本法は撤廃すべき」「女性差別撤廃条約は破棄すべき」「男女平等は絶対に実現し得ない、反道徳の妄想」など、女性やマイノリティが半世紀をかけて積み上げてきた運動を冒涜する発言を続けてきた。
 藤原さんは杉田氏の発言の根拠と背景を示し、歴史的な考察を深めようと提起をされた。
 古過ぎるけれど新しい形の民族、性、マイノリティ等への差別と攻撃を政治的に必要とする人々が社会を牛耳ってきた。伝統的家族主義に固執する姿勢をみると、それが崩壊することへの危機感が強まっているのであろう。科研費と日本学術会議などが税金の無駄使いだと言い募ることで、本物の無駄遣い(軍事費)から目をそらす効果も政府にとっては好都合である。
 「家族」とは何かという課題について、女性たちが考察を重ね、「伝統的」なものから少しずつ形態を変え、選択的夫婦別姓制度を含め「共に生きる」生き方を様々な形で広げてきたと思う。
 フェミニズムが追求してきた「プライベートこそがポリティカル」の主旨を重んじ、「議論の解決を暴力で」という世界的な潮流を変える必要がある。罵詈雑言が益々増える中で、フェミ科研費裁判は最大の突破口として意義深く、野蛮化に抗してしっかりと事実と向き合っていくことが重要であるとのお話だった。裁判だけでは終わらない、今後の運動の積み上げがさらに問われる歴史的な課題であると思った。(Y)

☆フェミ科研支援の会のサポーターになると、この講演の見逃し配信が視聴できます。サポーターには無料でご参加いただけます。

支援の会のサポーター募集ページのURLは以下です。

http://kaken.fem.jp/2019/03/09/supporter/

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します・2

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します.。

フェミ科研費裁判支援の会メールマガジンNo.43 2023.01.27

*高裁第二回期日のお知らせ

控訴審第二回期日は、2023年2月2日(木)@14:40~@大阪高裁です
法廷後15時~17時、裁判所から徒歩5分ほどにある中央公会堂地下、大会議室にて支援者集会を開催します。

※今回は恐らく結審となり、判決日の言い渡しが見込まれます。裁判官に、支援者の数や関心の高さを示す最後の機会となります。法廷を支援者で埋められますよう、何卒ご支援をよろしくお願い申し上げます!

※今回も傍聴券の配布が予想されます。お早目のお越しをご予定ください(これまで通りだとだいたい14時頃から傍聴券が配布されます)。

※中央公会堂は大阪高裁からは川を挟んで対岸です。

最寄り駅

<地下鉄御堂筋線> 「淀屋橋駅」一番出口より徒歩約3分

<地下鉄堺筋線> 「北浜駅」26番出口より徒歩約5分 

<京阪本線> 「淀屋橋駅」中央改札口より徒歩約2分、「北浜駅」中央改札口より徒歩約5分

<京阪中之島線>「なにわ橋」駅 1番出口から徒歩1分

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します。

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します。
*高裁第2回期日のお知らせ
控訴審第二回期日は、2023年2月2日(木)@14:40~@大阪高裁です。
詳しい場所や傍聴券の配布の有無などは日にちが近づきましたらお知らせいたします。
法廷後の支援者集会も中央公会堂・小集会室にて予定しております。
今回は、恐らく結審となり、判決日の言い渡しが見込まれます。ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
最寄り駅
 <地下鉄御堂筋線> 「淀屋橋駅」一番出口より徒歩約3分
 <地下鉄堺筋線> 「北浜駅」26番出口より徒歩約5分 
<京阪本線> 「淀屋橋駅」中央改札口より徒歩約2分、「北浜駅」中央改札口より徒歩約5分
<京阪中之島線>「なにわ橋」駅 1番出口から徒歩1分

*藤原辰史さん講演会開催のお知らせ
日時:2023年1月24日(火)19時~21時半
開催:オンライン開催(参加無料)
講演:藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)

ツイッター フェミ科研費裁判支援の会 https://twitter.com/femikaken_shien
Facebook フェミ科研費裁判支援の会 https://www.facebook.com/femikakenhi/
サポーター募集ページ http://kaken.fem.jp/2019/03/09/supporter/

「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」支援の会(略称 フェミ科研費裁判支援の会)
HP  http://kaken.fem.jp/  
連絡先 E-mail: info(★)kaken.fem.jp  (★)を@に変えて送信してください。

働く女性の情報誌いこ☆る Vol.66(2022年10月号)

■ いこ☆る夏の講座
 「オジサン政治を終わらせるために」
 ~パリテ実現に向けて、今、私たちにできること~
 講師 申 琪榮さん
■ 最低賃金審議会で意見陳述しました!
■ ちょっとひと息 Katsuraさん
 同性婚についての話題を少しだけ…
■ ぷらっとシネマ  萩原弘子さん 
 ディストピアでの、かすかな希望? 『PLAN75』
■ やかびのひとりごと⑩
 「本土復帰50年」に想うこと
■ 2022国際女性年 8.4平和集会報告
 「戦火の子どもたち、女性たちに学んだこと」
  ~ウクライナ、アフガン、シリアを取材して~ 講師 西谷文和さん
■ わたしの仕事
 コロナ禍でも子どもの笑顔に癒やされて
■ こんな本読んだ?
 『当事者は嘘をつく』
■ 空町 猫待ち 日が暮れて⑯
 現状打開へのジグザグ 行政との連携は、果たして王道なのだろうか?
■ 詠って作ろう-32 ちよみ流クッキング
■ いこ☆る流労働相談 立間節子さん

2022年いこ☆る秋の講座のお知らせ

日 時 :2022年11月26日(土)14:00~16:00
参加方法:①「ドーンセンター セミナー室2」に参加 (定員27名 開場13:30)
     ②ZOOMでオンライン参加

参加費 :①②とも、会員500円、一般800円 (①②とも11月19日までにお申し込み下さい)

フェミ科研費裁判から見るジェンダーの政治
講師:伊田久美子さん

「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」(フェミ科研費裁判)
は、京都地裁の不当判決を受け、大阪高裁で第一回控訴審が10 月7 日に行われます。
被告の杉田水脈衆院議員(自民党)は、日本軍「慰安婦」問題を扱った科研費研究は「ねつ
造」「反日」と決めつけ、科研費を「不正」使用したとの誹謗中傷をSNS などで拡散してきまし
た。過去にはLGBTQ や性暴力被害者に対する差別発言なども多数あり、激しいジェンダーバッ
シングを行う杉田議員を総務政務官に起用した岸田政権は、司法とともにジェンダー平等を求
める声を封じようとしています。
この裁判の原告のお一人である伊田さんを講師に迎えて、裁判の意義と政治の在り方を検証
し、ジェンダー平等社会の実現を考える学習会を開催します。ぜひ多数、ご参加ください

働く女性の情報誌いこ☆る Vol.65(2022年6月号)

■ いこ☆る 第19回総会報告
  記念講演 グローバル化と移民社会日本 なぜ「人権後進社会」なのか?
  講師 萩原弘子さん
■ ちょっと一息 暖風さん
  「子育ち」を本気で保障する社会を!
■ ぷらっとシネマ 萩原弘子さん
  わが愛する者を獰猛な犬から救いたまえ 『パワー・オブ・ザ・ドッグ』
■ 女性差別撤廃条約「選択議定書」を日本政府は早く批准せよ!
■ 2022国際女性年大阪連絡会 2.26女性集会報告
■ ロシア軍即時撤退・即時停戦! 日本の便乗「核武装論」許すな!
■ わたしの仕事 くるくる猫じゃらしさん
  男女共同参画センターで働いています
■ 空町 猫待ち 日が暮れて⑮
  事業と活動 より深い場所にある分かれ道
  風を起こしながら歩み続けるには
■ 詠って作ろう-31 ちよみ流クッキング
■ いこ☆る流労働相談
■ いこ☆る案内板
※「こんな本読んだ?」は今回お休みします

2022年いこ☆る夏の講座のお知らせ

オジサン政治を終わらせるために
 ~パリテ実現に向けて、今、私たちにできること~

2022 年7 月31 日(日)AM10:00~12:00

オンライン講演

 申 琪榮(しん きよん)さん


参加方法
➀ Zoom でオンライン参加
➁ 「ドーンセンター大会議室3」で講演を視聴(定員36 名、開場9:40)
参 加 費 ➀、➁、会員、一般ともに500 円 ①②ともに、事前申込みが必要

申込みフォームはこちら(7月24日までにお申し込みください)

 この国で、女性たちは生き難さを日々実感しています。男性主導の政治が続き、私たちは無力感に打ちのめされ、あきらめてしまっているかもしれません。でも、ジェンダー平等な社会、誰をも排除しない社会を築くためには、今の政治状況を変える必要があります。
 今回は、私たちがすぐに取りかかれて政治を変えることができる方法を学びたいと思います。2000 年代にクオータ制度を導入し女性議員を増やしてきた韓国の状況なども含め、パリテ(議員の男女比率を同率にすること)実現をめざして、研究、啓発、実践活動を重ねておられる講師のお話を聴き、ともに今後の歩み方を考え、明日への行動につなげましょう。
 オンラインによる講演ですが、自宅でも会場でも、お気軽にご参加ください。

長崎:記者への性暴力訴訟、長崎市は控訴を断念

長崎市職員からの報道機関への女性記者に対する性暴力事件に関する訴訟について、長崎市は控訴を断念し、市の賠償責任が確定しました。
記事を転載してお知らせします。

「記者への性暴力訴訟、長崎市が控訴断念 1975万円賠償命令確定へ」@朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASQ675QGRQ67TOLB009.html

2022年6月7日 17時12分

 長崎市の男性部長(故人)から性暴力を受け、報道機関の女性記者が市に損害賠償を求めた訴訟で、田上富久市長は7日、市に約1975万円の賠償を命じた長崎地裁の判決について、控訴を断念すると表明した。判決は確定する見通しとなった。

 5月30日の長崎地裁の判決によると、記者は市の平和祈念式典に関する取材中だった2007年7月、平和行政を統括する立場にあった部長から性暴力を受けた。

 記者は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、休職。部長は同10月の市の内部調査に対して行為を認めつつ、「合意の上だった」と説明。直後に自殺した。

 判決は、部長が取材に協力するよう装って性暴力に及んでおり、職務に関連した違法行為だったとし、市の賠償責任を認めた。

 また、別の市職員が週刊誌に虚偽の話をして記事になり、記者が二次被害を受けたと指摘。市は、被害を防ぐために職員を指導するなどの義務を怠ったと認定した。

 判決後、田上市長は「主張が認められなかった部分もあるので、これから判決文を十分に精査して対応を検討していく」とのコメントを出していた。
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「長崎市長、女性記者への性暴力巡る訴訟で控訴せずと発表」@毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220607/k00/00m/040/221000c

2022/6/7 17:05(最終更新 6/7 17:49)

 取材中の報道機関の女性記者に対する長崎市部長(当時)の性暴力と2次被害を認め、市に1975万円の賠償を命じた5月30日の長崎地裁判決について、田上富久市長は6月7日、控訴しない方針を発表した。【高橋広之、中山敦貴】
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