フェミ科研費裁判支援の会・藤原辰史さん講演

『歴史の紛争下の背景を考える「屑拾い」としての歴史学』 藤原辰史さん講演

【感想】

 杉田水脈衆議院議員は、「男女共同参画基本法は撤廃すべき」「女性差別撤廃条約は破棄すべき」「男女平等は絶対に実現し得ない、反道徳の妄想」など、女性やマイノリティが半世紀をかけて積み上げてきた運動を冒涜する発言を続けてきた。
 藤原さんは杉田氏の発言の根拠と背景を示し、歴史的な考察を深めようと提起をされた。
 古過ぎるけれど新しい形の民族、性、マイノリティ等への差別と攻撃を政治的に必要とする人々が社会を牛耳ってきた。伝統的家族主義に固執する姿勢をみると、それが崩壊することへの危機感が強まっているのであろう。科研費と日本学術会議などが税金の無駄使いだと言い募ることで、本物の無駄遣い(軍事費)から目をそらす効果も政府にとっては好都合である。
 「家族」とは何かという課題について、女性たちが考察を重ね、「伝統的」なものから少しずつ形態を変え、選択的夫婦別姓制度を含め「共に生きる」生き方を様々な形で広げてきたと思う。
 フェミニズムが追求してきた「プライベートこそがポリティカル」の主旨を重んじ、「議論の解決を暴力で」という世界的な潮流を変える必要がある。罵詈雑言が益々増える中で、フェミ科研費裁判は最大の突破口として意義深く、野蛮化に抗してしっかりと事実と向き合っていくことが重要であるとのお話だった。裁判だけでは終わらない、今後の運動の積み上げがさらに問われる歴史的な課題であると思った。(Y)

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フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します・2

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します.。

フェミ科研費裁判支援の会メールマガジンNo.43 2023.01.27

*高裁第二回期日のお知らせ

控訴審第二回期日は、2023年2月2日(木)@14:40~@大阪高裁です
法廷後15時~17時、裁判所から徒歩5分ほどにある中央公会堂地下、大会議室にて支援者集会を開催します。

※今回は恐らく結審となり、判決日の言い渡しが見込まれます。裁判官に、支援者の数や関心の高さを示す最後の機会となります。法廷を支援者で埋められますよう、何卒ご支援をよろしくお願い申し上げます!

※今回も傍聴券の配布が予想されます。お早目のお越しをご予定ください(これまで通りだとだいたい14時頃から傍聴券が配布されます)。

※中央公会堂は大阪高裁からは川を挟んで対岸です。

最寄り駅

<地下鉄御堂筋線> 「淀屋橋駅」一番出口より徒歩約3分

<地下鉄堺筋線> 「北浜駅」26番出口より徒歩約5分 

<京阪本線> 「淀屋橋駅」中央改札口より徒歩約2分、「北浜駅」中央改札口より徒歩約5分

<京阪中之島線>「なにわ橋」駅 1番出口から徒歩1分

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します。

フェミ科研費裁判支援の会からのお知らせを転載します。
*高裁第2回期日のお知らせ
控訴審第二回期日は、2023年2月2日(木)@14:40~@大阪高裁です。
詳しい場所や傍聴券の配布の有無などは日にちが近づきましたらお知らせいたします。
法廷後の支援者集会も中央公会堂・小集会室にて予定しております。
今回は、恐らく結審となり、判決日の言い渡しが見込まれます。ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
最寄り駅
 <地下鉄御堂筋線> 「淀屋橋駅」一番出口より徒歩約3分
 <地下鉄堺筋線> 「北浜駅」26番出口より徒歩約5分 
<京阪本線> 「淀屋橋駅」中央改札口より徒歩約2分、「北浜駅」中央改札口より徒歩約5分
<京阪中之島線>「なにわ橋」駅 1番出口から徒歩1分

*藤原辰史さん講演会開催のお知らせ
日時:2023年1月24日(火)19時~21時半
開催:オンライン開催(参加無料)
講演:藤原辰史さん(京都大学人文科学研究所准教授)

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「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」支援の会(略称 フェミ科研費裁判支援の会)
HP  http://kaken.fem.jp/  
連絡先 E-mail: info(★)kaken.fem.jp  (★)を@に変えて送信してください。