いこ☆る夏の講座のお知らせ

働く女性の人権センターいこ☆る 2023年夏の講座をご案内します。

日 時  :2023 年8 月5 日(土)14:00~16:00
参加方法 ① Zoom でオンライン参加
     ②「ドーンセンター セミナー室1」で視聴 (定員25 名、開場13:30)
参 加 費 ①②とも、会員500 円、一般800 円 ①②ともに、事前申し込みが必要

      申込み締め切りは7月29日(土)です。

「不安だらけの高齢社会!~介護労働と介護保険~」

 講師:伊藤みどりさん (講師はオンラインで講演 会場でも聴けます)

 2025 年には65 歳以上の高齢者比率は30%と試算され、介護の危機は待ったなしです。
 介護保険制度は改定のたびに改悪され、介護報酬も大きく引き下げられました。少子高齢化による人手不足は介護現場を直撃し、人間には必須の仕事内容なのに低賃金で離職者も多く、深刻な状況です。コロナ禍の影響もあり、事業所の経営は悪化する一方で、訪問介護事業所の倒産も相次いでいます。昨年10 月に開始された「介護職員等ベースアップ等支援加算」は、事態の改善につながるのでしょうか?
2019 年11 月、訪問介護ヘルパーで働く女性3 人が「ヘルパーの低賃金や極度の人手不足などの不安定な働き方は、介護保険制度が原因」と、東京地裁に国家賠償を求め、提訴しました。
今回、原告のおひとりである伊藤みどりさんから、介護現場の現状や制度の問題点、裁判の意義についてお聴きします。史上最悪の介護保険制度改悪が進められようとする今、暮らしや介護の将来を一緒に考えましょう!

伊藤みどりさん紹介
ホームヘルパー・介護福祉士 1995 年 女性ユニオン東京、2007 年 はたらく女性の全国センター(ACW2)の結成に参加。ACW2 は、孤立した貧困女性と労働組合の中間的プラットフォームをめざし、ワークショップ・ホットラインなどを継続中。2019 年11 月、ホームヘルパー国賠訴訟を提訴。